自己決断を引き出そう!しゃべらないコミュニケーション術
こんにちは。権藤優希です。
先日、弊社 株式会社シーマネジメント主催の講演会を行いました。
コミュニケーションをテーマとした2時間のオンライン講演会で、150人もの方に参加していただきました。
その講演会で話した内容の一部をお伝えします。
皆さんは人間関係の悩みに直面したことはありますか?
世界人口が77億人と言われている現代では、77億人分の考えがあるため、人間関係の悩みは生きていく上で尽きないのではないかと思います。
この人間関係の悩みとうまく付き合っていくことが、生きていく上で最大のテーマだと言えます。
7月に私の3作目の著書が出版されます。そのタイトルにある「しゃべらないこと」がこの悩みを解決していく答えだと私は考えています。
「しゃべらないこと」とは?
「しゃべらないこと」が人間関係の悩みとうまく付き合っていく?
意味が分からない。
余計にストレスが溜まる。
そう思われる方もいるかもしれません。
会話する際に、一生懸命話しても相手に全く伝わっておらず、疲弊してしまうことってありますよね?
実はしゃべる時間だけがコミュニケーションではなく、相手がしゃべっている、お互い無言でいる時間などを含めてコミュニケーションの時間なのです。
しゃべらない時間(聞く、質問する、間をつくる)をあえて取ることで、相手の会話を引き出し、理解が深まります。だからこそ、しゃべらない時間はコミュニケーションのキーになるのではと私は考えています。
せっかく相手が自分の考えを組み立てて自己決断をしてしゃべろうとしているのに、沈黙に耐えられないからといって、途中で自分がしゃべり始めるのは相手にとって気分が良いことではありませんよね?
人間関係において、自己決断を引き出すことが最高のコミュニケーションだと言えます。
自己決断を引き出し、相手があなたに会った前よりも、あなたに会った後に前進していれば、コミュニケーションの達人であり、さらには人間関係の達人ということになります。
しゃべらないコミュニケーションにおいて、私が大切にしている3つのことをシェアします。
①聞く
営業で圧倒的に成果を作っている人、本物の人格者・成功者、恋愛でモテている人に共通していることとして、とにかく相手の話を聞くことが挙げられます。
二流の人ほど、自分の話を聞いてもらいたいと、自分を知ってもらうことにエネルギーのほとんどを費やしてしゃべってしまいます。
しゃべるのではなく、相手の話を聞くことが大事です。
「きく」にも3つの違いがあります。
・聞く 自然と聞こえてくる
・聴く 意識して聴く 音楽を聴く
・訊く 尋ねる 傾聴する
特にその中でも「訊く」を意識して、相手が感じていることや価値観を一生懸命聞くスキルを身につけましょう。
相手の話をそのままオウム返しできるくらい真剣に訊こうとする姿勢で、あなたへの信頼は高まり、仕事でもプライベートでもコミュニケーションが上手くいきます。
②質問する
その名の通り、相手の話を肯定した後に質問をしてあげるやり方です。
反対に「イエスバット法」がありますが、相手の話を肯定した後に否定してしまうものです。
「イエスバット法」だと、
「読書って大事だと思うけど、中々気が進まないよね。」という人に対し、
「そうだよね。でも時間って作るものだと思うんだよね。」となります。
「そうだよね。何で中々気が進まないんだと思う?」と質問をしてあげるのです。
質問するだけで会話が前進しますね。
自己決断の大前提は「質問」です。
質問することを意識していきましょう。
③沈黙する
あなたは「間を楽しむ」ことができますか?
成功している人は間を楽しむことができていて、間を上手く使っています。
例えば、ホストとホステスを比較すると、
ホストはなるべく「間」を空けません。お客さんを我に返さないためです。
逆にホステスは「間」を上手く使ってお客さんと会話をします。
スポーツやお笑いにおいても「間」が大事になります。
野球の場合、ピッチャーは自分の間合いで打者に投球します。
ここでバッターとの「間合い」を外せば外すほど、打者を打ち取ることができ、成功します。
お笑いは「間」で笑わす典型的な商売です。
「間」があるから、次に何が起こるんだろうと緊張し、ボケると緩和されて笑えるのです。
「間」を上手く使ったコミュニケーションを楽しみましょう。
やってはいけないコミュニケーション
ここで絶対にやってはいけない3つのこともお話しします。
この3つをやらないだけでも人とのコミュニケーションは確実に前進します。
①自慢はしない
相手の自慢話は聞いててもすぐ飽きてしまいますよね。
自慢話よりは失敗話の方が断然盛り上がります。
自慢話ばかりしても嫌われてしまうので気を付けましょう。
②否定しない
「いや」、「でも」、「だって」と否定から入られると話す気がなくなってしまいますよね。
否定する人は嫌われるだけでなく、人が離れていってしまいます。
否定するにしても一旦受け入れることが大事です。
頭から否定するコミュニケーションはやめましょう。
③優位に立とうとしない。
いわゆるマウントを取ることです。
マウントを取っても良いことはありません。
逆に「ごめんね」や「すごいね」などの言葉をさらっと言えるくらいになりましょう。
コミュニケーションのソーシャルディスタンス
コミュニケーションにおいて程良い距離感を保つことも私が大事にしていることの1つです。
人間関係が近すぎるとその人の粗が見えてしまいます。
恋愛においても近すぎてドキドキ感がなくなると上手くいきません。
本当に大切で失いたくない人とは、程良い距離感を保っている方が、人間関係が美化できて長く関係が続くのです。
逆に一時的な期間しか付き合わない人とは、自分と近い距離にいても良いでしょう。
「しゃべらないこと」で良好な人間関係を築こう
「しゃべらないこと」、相手の自己決断を引き出すことを意識して良好な人間関係を築けたら良いですよね?
「しゃべらないこと」で仕事も上手くいき、プライベートでもきっとモテるので実践してみてはいかがでしょうか?
7月出版の「しゃべらないこと」をタイトルにした3作目の著書にも書いておりますので、そちらも読んで頂けると幸いです。
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